従来のわが国の法学研究は実定法中心であったため、ソフトローは散在しており、研究教育用のデータ整備が著しく遅れてきました。グローバルCOEプログラムの前身である21世紀COEプログラム「国家と市場の相互関係におけるソフトロー」では、ソフトローデータベース収集・構築作業班を設置してこれらの散逸しているソフトローを収集し、データベースを構築する作業を行ってきました。銀行・証券、知的財産、租税、社会保障・医療など15を超える分野におけるソフトローを収集・分類し、2003年から2008年までの同プログラム活動期間中に5,000件以上のデータが蓄積されました。グローバルCOEプログラムでもこの活動を継続し、データベースの一層の充実をはかります。
上記のデータは国立情報学研究所の学術研究データベース・リポジトリ上に「ソフトロー総合データベース」として一般公開されています。このデータベースが本拠点のみならず、広く皆様の研究の一助になれば幸いです。 |